卓のセットアップ手順
山積み・親決め・山割り・配牌・王牌までの物理手順。手積み卓で打つ・全自動卓の仕組みを理解するための座学資料です。
このページでは 手積み卓 で 1 局を始めるまでの物理手順をまとめます。全自動卓を使う場合は機械が代行する 工程ですが、仕組みを理解しておくと牌譜の読み解きがしやすくなります。
Mリーグルール(半荘戦・赤五入り・136 枚)に準拠します。
1. 山積み(手積みの場合)
各自が自分の前に山(壁牌)を作ります。全自動卓ではこの工程は機械が行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 1 人あたり | 17 列 × 2 段 = 34 枚 |
| 4 人合計 | 136 枚 |
手順
- 洗牌(シーパイ) — 全員で全 136 枚を裏向きで混ぜる
- 34 枚を 17 × 2 で積む — 自分の前に横 17 列・2 段の山を作る
- 山を 4 面の正方形に揃える — 4 人の山が正方形を成すように位置を整える
これが 壁牌(山) になります。
2. 起家(最初の親)の決め方
最初の親を サイコロで決める 手順。半荘の最初に 1 度だけ行います。
- 仮親を決める — じゃんけん等で「仮親(仮東)」を 1 人決める。この時点ではまだ正式な親ではない
- 仮親がサイコロを 2 個振る — 合計値(2〜12)を読む
- 出目の数だけ反時計回りに数える — 仮親を 1 として、出目の合計分だけ反時計回りに数えた席の人が 起家
- 起家マークを置く — 起家の右側に「東」の表示が来るように起家マークを配置
例: 仮親 = 1、出目 = 5 → 反時計回りに 5 番目(仮親の対面の右隣)の人が起家。
以降、東 1〜南 4 局までこの位置を基準に場風が回ります。
3. 山割り(配牌の取り出し位置の決定)
どの山のどの位置から配牌を取るかを、起家がもう一度サイコロを振って決めます。
手順
- 起家がサイコロを 2 個振る — 出目の合計(2〜12)を以下の 2 つの位置決めに使う
- 取り出し対象の山を決める — 起家を 1 として反時計回りに、出目の合計分だけ数えた席の人の山が対象
- 取り出し開始位置を決める — 対象の山の右端から、出目の合計と同じ数だけ列を数えた位置で山を切る
例: 出目 = 6 → 起家から 6 つ目 = 起家の対面の山。対象の山の右端から 6 列数えた位置で切る。
切れ目より左側から配牌を取り始め、右側の 14 枚分(= 7 列) が王牌として残されます。
4. 配牌
取り出し開始位置から、親 → 子(南 → 西 → 北)の順 に牌を取っていきます。
最終的な枚数:
- 親(起家): 14 枚
- 子(南家・西家・北家): 各 13 枚
手順
- 各自 4 枚ずつを 3 巡 — 親から順に山の上段 2 枚 + 下段 2 枚 = 4 枚を取る、を 3 巡。この時点で全員 12 枚
- 親はもう 2 枚、子は 1 枚 — 親は 2 枚(最後の 1 枚はチョンチョンと呼ばれる山上段から 1 つ飛ばしの牌)を取って合計 14 枚。子は 1 枚ずつで合計 13 枚
チョンチョン: 親の 14 枚目は山の上段から 1 つ飛ばした位置(手前ではなく 1 つ奥の上段)を取る慣行。全自動卓ではこの所作は不要。
全自動卓の場合
全自動卓では 牌の混合・山積み・配牌取り出しまで機械が自動で行います。プレイヤーは席に運ばれてくる牌を受け取るだけで、上記の手順を意識する必要はありません。
5. 王牌・ドラ表示牌・リンシャン牌
配牌取り出し後、山の切れ目より右側に残された 14 枚 の領域を 王牌(ワンパイ) と呼びます。ツモには使わず、ドラ表示・カン時のリンシャンツモ等に使われる 特別な領域です。
| 部位 | 位置 | 役割 |
|---|---|---|
| ドラ表示牌 | 王牌の上段で、配牌切り出し位置から右に 3 枚目(山切れ目から見て右側 3 枚目の上段) | 局の最初に 1 枚めくる。表示牌の「次」がドラ |
| カンドラ表示牌 | ドラ表示牌の左隣(王牌内側)から順 | カンが行われるたびに 1 枚追加でめくる。Mリーグでは即時有効 |
| リンシャン牌 | 王牌の左端 4 枚(上段下段の合計 4 枚) | カンを宣言したプレイヤーが 1 枚ずつツモる。これで和了すると 嶺上開花(1 翻) |
6. 局開始
王牌のドラ表示牌をめくり、親が打牌 を行うところから 1 局が始まります。
- ドラ表示牌をめくる
- 親が手牌 14 枚から 1 枚捨てる — これが東 1 局の最初のアクション
ここから先のプレイの進め方は 局の進行 を参照してください。