チー
上家の捨て牌で順子を作る副露。数牌でしか成立せず、上家からしか鳴けない。
チー は、上家の捨て牌に対して、手牌の数牌 2 枚と合わせて 順子 を作る 副露 です。
チーの仕組み
- 手牌に連続する数牌が 2 枚ある(例: 4p 5p)
- 上家(自分の左の人)が、それと合わせて順子になる牌を捨てる(3p または 6p)
- 「チー」を宣言
- 捨てられた牌をもらい、3 枚を晒して順子にする
- 次は自分の打牌の番
例: 手牌に 4p 5p があるとき
- 上家が 3p を捨てる → チーして 3p 4p 5p の順子
- 上家が 6p を捨てる → チーして 4p 5p 6p の順子
チーの制約
上家からしか鳴けない
ポンと違い、チーは上家(左の人)からしか鳴けません。対面・下家の捨て牌に対してはチー不可。
これは麻雀の伝統的なルールに由来します(順番上、上家の捨て牌が次に自分の番に最も近いため)。
数牌限定
順子は数牌でしか作れないので、チーも 数牌限定 です。字牌(東・南・西・北・白・發・中)にはチーできません。
チーの優先順位
複数人が同時に鳴きを宣言した場合:
- ロン(和了)が最優先
- 次に ポン・カン
- 最後に チー
ポン・カンが宣言されれば、チーは取り消されます。
チーの影響
門前を失う
チーすると 門前 ではなくなります。立直が打てなくなる、門前ツモがつかない、など。
喰い下がりに注意
順子主体の役で、鳴くと翻数が下がるものが多いです。
| 役 | 門前 | 鳴き |
|---|---|---|
| 三色同順 | 2 翻 | 1 翻 |
| 一気通貫 | 2 翻 | 1 翻 |
| 混全帯(チャンタ) | 2 翻 | 1 翻 |
| 純全帯(ジュンチャン) | 3 翻 | 2 翻 |
| 平和(ピンフ) | 1 翻 | 不成立 |
| 一盃口 | 1 翻 | 不成立 |
平和・一盃口は門前限定なので、チーすると成立しません。
チーが活きる場面
- タンヤオ(断幺九): 中張牌だけで早く揃えるとき。チーで 1 翻役が確定
- 三色同順を狙う後半戦: 鳴いても 1 翻はつくので、テンパイスピードを優先
- 一気通貫: 同様に鳴き 1 翻
ポンとの違い
| チー | ポン | |
|---|---|---|
| 作る面子 | 順子 | 刻子 |
| 鳴ける相手 | 上家のみ | 全員 |
| 牌の制約 | 数牌のみ | 数牌・字牌どちらも |
| 優先度 | 最低 | ポンが優先 |